痛くない、腫れない治療です
通常のインプラント手術は、歯肉の剥離、顎骨を露出させて手術を行います。
しかし、歯茎のうえから骨量が十分だと観察できる場合は、手術侵襲を最小限にするため、インプラント埋入部位の歯肉を小さく穴開けし、歯肉の切開剥離なしにインプラントを埋入することも可能です(フラップレス手術)。
フラップレス手術では、手術時間が短縮し、術後の腫張と疼痛がほとんどありません。
フラップレステクニック(メスを使わず糸で縫う事もない手術法)
通常インプラント手術はメスで歯肉を切開し、骨を露出した後、ドリルにて穴を開けてインプラントを埋入します。
しかし、このフラップレステクニックは、メスを使わずほんの小さな穴を開けて手術を行います。歯肉のダメージは通常の1/50程度といっていいでしょう。
歯肉を縫い合わすという作業もありませんので、手術時間も大変短く術後の腫れや痛みも非常に少ないです。
最小限の穴を開けたところです。
インプラントを2本入れて手術は終わりです。手術時間は15分です。
フラップレス手術翌日の状態(1日)で、傷は治っています。
フラップレステクニックは歯肉の上から骨を見ずに行われるものなので、術者には熟練が必要です。経験の浅い術者が安易に行うことは事故のもとです。
このフラップレステクニックは誰にでも必ずできるわけではありませんが、私のクリニックではフラップレス手術を行っており、多くの患者さんがこの手術を受けています。
コンピュータシュミレーションを使うことで、正確な作業を行うことが可能になっております。>
インプラントオペの前にあらかじめ、CT撮影によるデーターからコンピューターによる解析ソフトによってシュミレーションモデルを構築します。
それによりインプラントを埋入する位置、角度、深さを測り、歯肉を最小限の多きさに切りインプラントを埋入することができます。
正確な位置にインプラントを埋入できることはもちろん、出血や腫れ、痛みがほとんどなくなりオペ後の縫合も必要ありません。